
石けん作り2
種 類 : 固形石けん
作り方 : ホットプロセス + 塩析法
ペットボトルに入れ屋外に長い間放置してあった廃油を使いました。
酸化して、臭いがあり茶色でどろっとしていました。
しかし塩析をすることで、色や臭いが減少しました。
1.油脂と苛性ソーダ水溶液を混ぜる
(20分撹拌した状態)
油の色が元から悪かったので、撹拌中も茶色です。
後からガンガン熱を加えて作るので、混ぜ始める時の温度は適当。苛性ソーダ水溶液は60度はあったと思う。
2.湯せんし、時々かき混ぜる
(3時間湯せんした状態)
水を入れた鍋の上にボールをのせ、蓋をして加熱。時々蓋を開けてかき混ぜました。
これを3時間続けました。
臭い...油が古すぎか...
加熱を続けながら、ここで塩析。加える飽和食塩水ってどのくらい?
とりあえず塩100g、水400mlを加えた。これでいいのか不安になりさらに30gの塩を追加しかき混ぜ。何だか、おからみたい。
湯せんを続けると、浮いてきました。きっとこれが石けんです。
本当に塩水で分離して浮いてくるんです。
ザルにペーパータオルを敷いて廃液を濾しました。(翌日、ザルにアカサビが...ステンレスじゃなかったのかも)
こちら、取り除いた廃液。茶色です。
油の汚れでしょうか。
そうとしか思えない...
7.もう一度、湯せんし石けんを溶かす
(湯せん中)
ザルで濾したまま次の日になりました。
氷水で石けんを洗い、もう一度湯せんで溶かします。
「石けんを洗う」、これも初めてです。
もう一度、塩水を加えて混ぜました。今度は前の半分の濃度の塩水です。
前に塩析したときに比べて白くなったようです。
湯せんを1時間しましたが、前の塩析の状態(4番と)と違う。
が、上に浮いているものをすくって型に入れました。
次の日、型から出しました。
入れ物の下のほうに水分がありました。
まだ分離中だったようです。
まるで、おからを型に押し込んだような石けんになりました。
でも色も臭いも減少しました。
2回目の塩析で残った廃液は、1回目のとき(6番)より薄い色でした。
でももう一回くらい塩析していたほうが良かったかな...
後日...湿度が高い日、塩が水分を引寄せて水溜りになってました。
そして塩の結晶ができていました。
できあがったのは固い塩石けんでした。
苛性ソーダの量は、廃油1gあたり0.14gで計算。鹸化率は100%をちょっとこえるくらい。
1回目の塩析のとき使った塩水の濃度は、約24.5%(水400g、塩130g)
2回目の塩析のとき使った塩水の濃度は、約17.5%(水400g、塩70g)
今回は塩が多かったらしくできあがった石けんは、たくさんの塩を含んでいた。
2度目の塩水はもっと濃度を下げるべきだった。
もしかしたら2回目は塩が不要だったかもしれない。