雪ノ下

雪ノ下(ユキノシタ)/虎耳草(こじそう)
肌への効果 : 美白、消炎、抗シワ、抗アクネ、くすみ防止、DNA修復作用
ユキノシタ科ユキノシタ属の多年草。
民間薬として、葉をあぶり腫れものなどの消炎に用いた。
成分:
硝酸カリウム、塩化カリウム、アルブチン、サキシフラギン、クエルシトリン、ベルゲニンなど
皮膚のタンパク分解酵素の能力を上げることが数々の皮膚疾患へ効果を発揮すると考えられています。
紫外線によって変異したDNAを元に戻す薬効もある。
DNA修復という力は他にはないものだそうです。
強い美白効果もあって、生薬を使って化粧水を手作りする人には人気の生薬です。
なんだかすごい植物ですが、湿気の多い場所、庭先などに生えていることもあって、まわりによくある珍しくない植物です。
私の実家の庭にもあります。
葉を天ぷらにして食べてます。
よくある植物にもかかわらず、買うとなるとあまり安くはない。
実家にあるので、摘んで使おうと思いましたが...なかなか乾燥しない...。
時間がかかります。
かなり丈夫な草です。
私の場合は、結局、乾燥する前にカビてしまいました。
アパートの室内で乾燥させようとしたのが間違いなのですが...
雪ノ下でスキンケア

アルコールで抽出
効果が美白、抗シワ、抗アクネ、くすみ防止、DNA修復とすごい言葉が並んでいます。
紫外線防御もあるとか。
生薬化粧水として人気の生薬。
これはぜひ作ってみなくては!
ホワイトリカーにつけ込みました。

漬け込んだ当日です。

3週間後です。
雪ノ下10g、ホワイトリカー120gです。
瓶は150cc程度の大きさで、ジャムの瓶です。
保存は栄養ドリンクの空き瓶(100cc)を使用しました。
10gの雪ノ下で瓶はいっぱいになってしまいました。
ホワイトリカー100gでは、雪ノ下が出てしまうので、もう少し多めの120g程入れました。
200cc程度の大きさの瓶を使った方がいいかもしれません。
水分をたくさん吸収するので、10gに100ccでは足りません。
多めに入れてください。
150くらいが適量かもしれません。
雪ノ下は美白効果もありますが、年齢肌にも良い生薬です。
年齢を重ねると肌の力が衰え、ターンオーバーが乱れて古い角質がそのまま肌に留まるようになってしまいます。
これが、「肌のくすみ」です。
雪ノ下は、ターンオーバースピードを正常に戻して、くすみを即効的にとる効果に優れていると言われています。
シワにも効果があるというのだから、本当に年齢肌用ですね...
でも、雪ノ下にはニキビにも効果があるようなので、若い人にもいいようです。
もうニキビって年ではないので、雪ノ下はぁと当初思っていましたが、年齢という言葉は気になります。
雪ノ下をブレンド
雪ノ下エキスを他のエキスとそれぞれ混ぜてみました。
当帰、ウワウルシ、牡丹皮、桑白皮、苦参、紫根、甘草の7種類です。
相性が悪いと混ぜてすぐに沈殿物が生じるそうです。

混ぜる前の単品エキス7種類。
雪ノ下と当帰は既に確認済みなので、ここには写っていません。
カミツレも後日だったので写っていません。
左から、雪ノ下、ウワウルシ、牡丹皮、桑白皮、苦参、紫根、甘草です。

それぞれのエキスと雪ノ下を混ぜたものです。
混ぜてみた結果、雪ノ下×苦参(右から3つ目)はすぐに濁りました。
この二つはそれぞれ優秀なエキスですが、欲張ってこれらを「混ぜてはいけない」というのは手作りする人たちには有名ですね。
アルカロイドを含むものとタンニン酸を含むものは相性が悪く、濁りが生じたりします。
苦参はアルカロイド、ユキノシタはタンニンを含みます。
翌日、カミツレには少量の沈殿物が生じました。
数日後、桑白皮、甘草に少量の沈殿物が生じました。
雪ノ下×当帰
雪ノ下×ウワウルシ
雪ノ下×牡丹皮
雪ノ下×桑白皮
雪ノ下×苦参 ***** すぐに濁りが生じました。翌日にはそれが沈殿しました。
雪ノ下×紫根
雪ノ下×甘草
雪ノ下×カミツレ