ウワウルシ

ウワウルシ/熊苔桃(クマコケモモ)
肌への効果 : 美白、抗炎症作用、収斂、保湿、抗菌作用
ツツジ科の常緑低木。
強い殺菌作用があり、尿路殺菌剤として用いることがある。
成分:
アルブチン、エラグ酸、タンニン、メチルアルブチン、ガロイルアルブチン、ガロイグルコースなど
美白成分として有名なアルブチンを含んでいる生薬です。
「チロシナーゼ」という酵素に作用しメラニンの合成を阻害します。
高い評価がされており、シミやソバカスにも効果があるといわれています。
強力にもかかわらず、副作用の心配は少ないといわれています。
アルブチンは水溶性なので、取り出すには水かアルコールを使うことになります。
エラグ酸は、イチゴやラズベリーなどのベリー類、ザクロなどに含まれている黄色色素のポリフェノールです。
天然フェノール系の抗酸化物質で、美白成分としても有名です。
チロシナーゼの活動を抑え、メラニン色素の生成を抑制します。
抗酸化作用と美白効果で思い浮かぶ言葉は、やはりアンチエイジング。
細胞の老化を抑制し、がん化を防ぐ効果があるとされていて、栄養成分としても注目されています。
ウワウルシでスキンケア

アルコールで抽出
CMでも美白有効成分アルブチン配合という言葉をよく聞きますね。
美白化粧水として人気の成分をたくさん含んだ生薬。
これはぜひ作ってみなくては!
ホワイトリカーにつけ込みました。

つけ込んだ当日です。

2週間後です。
ウワウルシ10g、ホワイトリカー100gです。
瓶は150cc程度の大きさで、ジャムの瓶です。
保存は栄養ドリンクの空き瓶(100cc)を使用しました。
見るからに葉っぱです。
採取して、蒸した後に乾燥するんだそうです。
本州の高山、北海道全域の寒地に自生する常緑の小低木ですが、貴重な植物なので採取してはいけないそうです。
採りに行く人はいないとは思いますが...お店で買ってくださいね(笑)
シミ消えないかな。
ここ十年ほどの願望です。
シミ、ソバカスにも効果があるというので、もしかしたら...と期待しています(笑)
名称がウワウルシなので、もしかして漆(うるし)の仲間?
もしそうなら被れてしまうのでは、なんて思いましたが、漆の仲間ではないそうです。
ウワウルシをブレンド
ウワウルシエキスを他のエキスとそれぞれ混ぜてみました。
当帰、雪ノ下、牡丹皮、桑白皮、苦参、紫根、甘草、カミツレの8種類です。
相性が悪いと混ぜてすぐに沈殿物が生じるそうです。

混ぜてみた結果、ウワウルシ×苦参はすぐに濁りました。
アルカロイドを含むものとタンニン酸を含むものは相性が悪く、濁りが生じたりします。
苦参はアルカロイド、ウワウルシはタンニンを含みます。
翌日、甘草は沈殿物が生じました。
数日後、当帰、桑白皮、カミツレに少量の沈殿物が生じました。
ウワウルシ×当帰
ウワウルシ×雪ノ下
ウワウルシ×牡丹皮
ウワウルシ×桑白皮
ウワウルシ×苦参 ***** すぐに濁りが生じました。
写真は混ぜて1時間程度のものと翌日のものです。
沈殿物があります。
ウワウルシ×紫根
ウワウルシ×甘草
翌日、沈殿物が出ました。
ウワウルシ×カミツレ