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石けん作り
No.2 ピンク化 ピンク化
石けんで洗濯をしているとタオルなどがピンクになってくる。 「菌が繁殖して、ピンクになる」らしい。人体に害はない。 なんでも、合成洗剤では蛍光剤が入っているからピンクにならないという。

あ、そうなのと思っていた。 合成洗剤をやめて、完全に石けん洗濯になった我が家も、 実際に、タオルがピンクになってしまった! タオルのいつも手を拭いている部分が、ピンク化。
いつも湿った状態であるために、菌が繁殖したみたいです。 あと赤ちゃんの使うガーゼも全体に薄っすらピンクに。 使った後、濡れたまま洗濯機に放り込んでいるから... 布オムツは、よく見ると縫い目の一部がピンクかな?という程度。 オムツは、炭酸塩を溶かしたアルカリ液に浸けてあるので、ピンク化が少ないみたい。 手を拭くタオルは、使ったごとにアルカリ液につけるというわけにはいかない。 オムツみたいにタオルを1日に十数枚も使えないし、 毎日、タオルばっかりそんなに洗濯するのも嫌だ...

人体に害はないというが、目には毒(見た目がよろしくない) このピンクは、ゴシゴシ洗っても取れません。 きれいにするには、『煮洗い』が有効。 というわけで、このピンクをとるために、煮洗いしてみました。

用意するもの
  • 石けん
  • 酸素系漂白剤
アルミは石けんのアルカリで変色してしまうので、ステンレスかホーローの鍋。 うちで用意したのは、ステンレスのパスタをゆでる鍋。 石けんは、最近、お気に入りのサンダーアイボリー。 そして、シャボン玉の酸素系漂白剤。

鍋に水を入れて、火にかけ、石けん、酸素系漂白剤を投入。
『分量は、水1Lに対して粉石けんを小さじ2、酸素系漂白剤を小さじ1』 らしい。
でも、水を量って入れたわけではないので、適当に入れた。 粉石けんを大さじ1〜2、酸素系漂白剤を小さじ1だったかな? 『煮洗いするものを入れて、弱火で20〜30分煮る』 らしい。
煮洗い
ガーゼ・フキンを煮洗い中
煮洗いの際、石けんと酸素系漂白剤が入っているので、ふきここぼれやすいという。 面倒なので、沸騰したら火を止めて、ふたをして20〜30分放置した。 それでも、うっかり吹きこぼしてしまった(2度目の煮洗いで) 煮洗いするときは、火加減に注意!
煮洗い前のタオル
煮洗い前のタオル。ピンクになってます。
煮洗い後のタオル
煮洗い後のタオル。ピンクが取れて白くなりました。
煮洗い後、洗濯機に入れて普通にすすぎ、脱水をして干した。 煮洗いして、乾燥したタオルは真っ白。本当にきれいになった。

さらに洗濯物ばかりでなく、鍋もとてもきれいになった。 というわけで、次の日は鍋自体をきれいにすることに。 きれいにしたいホーローの鍋に、水、石けん、酸素系漂白剤をいれて火にかける。 沸騰した後、ふたをして20〜30分程おいて洗い流した。
煮洗い前の鍋
煮洗い前の鍋。
煮洗い後の鍋
煮洗い後の鍋。
鍋をゴシゴシ磨くよりも、簡単にきれいになりました。 煮洗いは面倒だけど、見た目にはっきりわかるほどきれいになるのでおもしろい。 これからもたまには、やろうと思う。
石けんって...?
布おむつに黒カビが!
ついでにちょっとピンク化。黒カビは落とせないのか? とりあえずピンクをとるために煮洗いをしてみることに。 鍋にお湯を沸かして、酸素系漂白剤を投入。石けんは入れなかった。 おむつはきれいになった。ピンクが落ち、黒カビも消えた。 煮洗いは黒カビにも有効。

今回は石けんを入れなかったんだけど、問題なくきれいになる。 石けんの役割は何だろう?
酸素系漂白剤にアルカリをプラスすると落とす力が強くなると聞いたことがある。 ということは、石けんを入れるのは、石けんがアルカリ性だから?
もしそうなら、セスキ炭酸ソーダや炭酸塩のほうがアルカリ剤としては強力。
石けんよりもセスキ炭酸ソーダや炭酸塩を入れるほうがいいのか? どうなんでしょう?
とりあえず煮洗いには酸素系漂白剤だけでも十分できることがわかった。 それに石けんが入っていないほうが、ふきこぼれにくいのでいいかなと思う。