
石けんの作り方
石けんの作る方法はいくつかあります。
手作り石けんでは主に2種類の作り方があるようです。(固形石けんの場合です)
石けんの作り方
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コールドプロセス (CP) |
自然に発生する熱を利用して作る方法
最近になって行われるようになった方法のようです。 |
ホットプロセス (HP) |
油と苛性ソーダを混ぜ火にかけて作る方法
大きな鍋を火にかけてかき混ぜながらグラグラ煮て作ります。 |
もう一つよくあるのは、リバッチと呼ばれる方法です。
出来上がった石けんを溶かして作りかえるものです。
コールドプロセスについて
石けんの作り方の載った本を複数買いましたが、
多少過程が違うのですが、ほとんどがコールドプロセスでした。
ホットプロセスは少数派のようです。
1.耐熱性、耐薬品性の容器に精製水を計る
2.苛性ソーダを正確に計る
3.
精製水に苛性ソーダをゆっくり加える
4.菜箸、スプーンなどでゆっくりかき混ぜる
5.ボウルにオイルを計って入れる
6.オイルを温め40℃前後にする、苛性ソーダ溶液も冷まし40℃前後にする
7.オイルに苛性ソーダ溶液をゆっくり加えながら、泡立て器でよく混ぜる
8.泡立て器から垂れる石けんの生地で絵が書けるくらいまで混ぜる
9.型に流し込み、24時間保温して寝かせる
10.24時間後、型から出しナイフで切り分ける
11.日の当たらないところで4週間寝かせるとできあがり
苛性ソーダを溶かす際について
「薬品に水を入れるのは危険です! 水に薬品を入れましょう」
と理科の実験であったと思います。
精製水に苛性ソーダを入れて溶かした場合よりも、
苛性ソーダに精製水を入れて溶かした場合のほうが、
温度が急に上がり、刺激のある蒸気が多量に発生しました。
そして使用していたガラス瓶の底が抜けてやけどをしてしまいました。
「水に薬品を入れる」ほうが刺激臭も少なくてすみます。
使用する容器も割れにくい物(ステンレス製品など)のほうが安全です。
やけどの跡はなかなか消えません。苛性ソーダの取り扱いには注意しましょう。
苛性ソーダに水を入れて混ぜる場合は、さらに細心の注意を払いましょう。