
牡丹皮(ボタンピ)
肌への効果 : 美白、抗炎症、抗酸化
ボタン科ボタン属の落葉小低木。根の樹皮部分。
消炎作用、活血作用があり、頭痛、腹痛、婦人科疾患、月経不順、月経困難などに効くといわれる。
成分:
ペオノール、フィトステロール、グルタミン、タンニンなど
美白効果があり、炎症を抑え、抗酸化もある。
つまりは、美白、肌荒れにも効くし、老化(しわ)にも効果がある生薬です。
他の生薬成分の薬効を増加させる効果もあるようです

アルコールで抽出
牡丹皮...他の生薬に比べて少々地味な感じですが、『他の生薬成分の薬効を増加』というの気になります。
ホワイトリカーにつけ込みました。

当日と2週間後の写真です。
牡丹皮10g、ホワイトリカー100gです。
瓶は150cc程度の大きさで、ジャムの瓶です。
保存は栄養ドリンクの空き瓶(100cc)を使用しました。
観賞用の牡丹の根が薬になるというのはちょっと驚きです。
誰が使い始めたんでしょうね。
いろんな生薬に美白効果があります。
でももっともっとと欲張ってしまい、きりがありません。
本当に何が、どの生薬が効くんでしょうかね...
わかれば皆、悩みませんよね(笑)
牡丹皮エキスを他のエキスとそれぞれ混ぜてみました。
当帰、雪ノ下、ウワウルシ、桑白皮、苦参、紫根、甘草、カミツレ(カモミール)の8種類です。
相性が悪いと混ぜてすぐに沈殿物が生じるそうです。

写真に写っているエキスは、牡丹皮、桑白皮、苦参、紫根、甘草、カミツレです。
そして、牡丹皮とそれぞれのエキスを混ぜた後です。

混ぜてみた結果、牡丹皮×苦参はすぐに濁りました。
写真の左から2番目のものです。
この写真ではわかりにくいですが、翌日に濁りが沈殿するのではっきりわかります。
アルカロイドを含むものとタンニン酸を含むものは相性が悪く、濁りが生じたりします。
苦参はアルカロイド、牡丹皮はタンニンを含みます。
牡丹皮×当帰
牡丹皮×雪ノ下
牡丹皮×ウワウルシ
牡丹皮×桑白皮
牡丹皮×苦参 ***** すぐに濁りが生じました。
写真は混ぜてすぐのものと翌日のものです。
翌日には沈殿物があるのがわかります。
牡丹皮×紫根
牡丹皮×甘草
翌日に少しだけ沈殿物がありました。
牡丹皮×カミツレ
翌日に少しだけ沈殿物がありました。