
エキス抽出(アルコールで)
チンキ
アルコールを使って、ハーブや生薬からエキスを抽出する方法です。
取り出せるエキスは油に溶ける物(油溶性成分)と水に溶ける物(水溶性成分)です。
両方の成分を取り出せるのだから、アルコールでのエキス抽出が一番とも思えますが、肌に合わない人もいます。
広口のガラス瓶にハーブ等を入れ、アルコールを注ぎ、1週間〜。
使うアルコールは、肌との相性や好みによって様々。アルコール度数の目安は40%程度。
エタノールと水を1:1で割合(40〜50%くらい)で混ぜてで抽出する。
ウォッカを薄めて(40〜50%くらい)使う。 ←無臭なので使いやすい。
ホワイトリカー(35%くらい)を使う。 ←手に入りやすく、癖がないので使いやすい。
焼酎(25〜35%くらい)を使う。 ←物によっては臭いが多少ある。
日本酒(20%くらい)を使う。 ←度数が低いので抽出は少しおちるが、保湿成分も含んでいる。
水で希釈して、保湿剤を加えて化粧水として使います。
今まで出てきたアルコールがあわない人に、もう一つ選択肢があります。
BG(1,3-ブチレングリコール)です。
これもアルコールの一種です。
保湿性、防腐効果があります。
BGと水を4:6の割合で混ぜ、ハーブや生薬をつけ込みます。
すでに保湿効果を持っているので、エキスを水で希釈するだけで使えます。
ホワイトリカーで生薬を抽出して化粧水を作りました。
分量はホワイトリカー100cc、生薬10g。
これで特にに問題はなかったのですが、BGが気になり、BGでも作ったことがあります。
粘性があるので生薬を濾すのは手間取ります。
上澄みを取り出した方が楽です。
使うときは、精製水で希釈するだけでいいので楽でした。
使い心地は、保湿力はあるが、グリセリンよりもさらっとした感じです。
BGは、近所に売ってあることはなく、ネットでの購入になります。
手に入りやすさではホワイトリカーのほうに軍配が上がります。
でも、エタノール、グリセリンが合わない人はBGを取り寄せた方が良いです。
日本酒でも作ったことがあります。
肌に合う人はそのままつけることもできます。
が、私はちょっとベタつくかなと思いました。
そして、度数が低いので長く保存することができないように感じました。
おすすめは、ホワイトリカーとBGです。