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石けん作り
No.16 レッドモンドクレイ石けん
レッドモンドクレイ石けん
作成日:2003年8月11日
原料 オリーブオイル
 41.7%
  マカデミアナッツオイル
 16.7%
  ひまし油
 8.3%
  ココナツオイル
 16.7%
  パームオイル
 16.7%
けん化率 90%
オプション クレイ(レッドモンドクレイ)
自己評価 : ★★★★

レッドモンドクレイ石けんの脂肪酸組成
[1時間程度で型入れしました(100gあたり約181.7円)]
今回のクレイはレッドモンドクレイ。にきび、くすみ、乾燥肌などに良いそうです。 この日も気温が高いため保温しませんでした。 ミルキーウェイのモールドを使いました。 この季節、湿度が高くてなかなか型からでない。 冷凍庫に入れてから出しました。ワセリンも塗ったんですが...
No.17 キャスティール(EXバージン)
キャスティール(EXバージン)
作成日:2003年9月7日
原料 オリーブオイル(EXバージン)
 100.0%
けん化率 90%
オプション なし
自己評価 : ★★★★

キャスティール(EXバージン)の脂肪酸組成
[18時間30分程度で型入れしました(100gあたり約84.5円)]
石けんを作るのに初めてエキストラバージンオリーブオイルを使いました。 しかも100%です。 やはり型入れまで時間がかかりました。翌朝、型入れしました。 さらに次の日の朝、石けんの表面に水滴がたくさんありました。
オイルを混ぜているときに思いました。いつもより黄色い。 バージンオイルは、緑がかった色になると聞いていたのに・・・ しかし、他の石けんの並べてみると少し黄緑に見えます。 キャスティールの使い心地はやはりいいです。 溶けやすいのが難点ですが。

キャスティール
アレッポ石鹸の色 アレッポ石鹸の色
オリーブ石けんといえば、アレッポの石鹸(と私は思っている...)。 外は茶色、中は鮮やかな緑。 今回の石けんは安いエキストラバージンオリーブだから(?!)色が薄いんじゃ...。 アレッポの材料になっているオリーブオイルはもっと濃い緑なのでは...と思っていました。 アレッポの石鹸を販売しているサイトで、原料のオリーブオイルは実も皮も一緒に絞って取られたものなので、色素も濃いと説明してあったから。
ところが、近頃読んだサイトに書いてありました。 ローレル脂(月桂樹実油)は、深い緑色。 あれは、もしかしてオリーブの色じゃなく、ローレルの色?
しかし、カサブ石鹸もオリーブとローレルで作られているのに、鮮やかな緑ではないなぁ。 やっぱりオリーブオイルの色? 月桂樹実油(ローレルオイル)を見てみたい。どこに売ってあるんだろう?
No.18 アロエ石けん
アロエ石けん
作成日:2003年9月22日
原料 オリーブオイル
 60.0%
 ココナッツオイル
 20.0%
 パームオイル
 20.0%
けん化率 90%
オプション キダチアロエ
 ラベンダー精油
 パチュリー精油
自己評価 : ★★★

アロエ石けんの脂肪酸組成
[3時間30分程度で型入れしました(100gあたり約168.6円)]
前日、キダチアロエの葉をミキサーにかけ、コーヒーフィルターで濾しました。 アロエ汁+精製水で苛性ソーダを溶かしました。 混ぜているとき少々アンモニア臭をかんじたので、香り付けしてみました。 作って時間が経つにつれて色が変わってきました。(2ヵ月後)  光にあてないようにしていましたが、ピンクが薄くなり黄ばんできました。
1. 苛性ソーダ水溶液
苛性ソーダ水溶液
 アロエエキス、精製水、苛性ソーダ
 赤茶色、そして何か上に浮いてる...
2. オイル
オイル
 オリーブ、ココナッツ、パームオイル
 ベーシックなオイルです
3. 苛性ソーダ投入後
苛性ソーダ投入後
 苛性ソーダ水溶液を投入しました。
 茶色です。
4. 20分撹拌後
撹拌20分後
 20分混ぜました。
 茶色。アロエか多かったのかと不安。
5. トレース時
トレース時
 撹拌3時間30分後。
 ピンクに近づいてきました。
6. 翌日
次の日
 翌日、さらに色が薄くなっていました。
 ピンクかな...
No.19 純石けん(?)
純石けん(?)
作成日:2003年10月13日
原料 廃油(サラダ油)
 100.0%
けん化率 100%
オプション −
自己評価 : ★★
[24時間程度で型入れしました]
けん化とは
  油脂 + アルカリ水溶液 → グリセリン + セッケン
というわけで、いつも作っているのはセッケンを含む混合物です。 この混合物に飽和食塩水を加えるとセッケンが混合物の上に浮いてくる...らしい。 そして、この操作を『塩析』という。 一度は「セッケン」を作ってみようと『ホットプロセス』+『塩析』に挑戦。 初のホットプロセス、初の塩析でした。
使ったのは、ずいぶん前から屋外にある廃油。 けん化価のわからない油(サラダ油等)なので苛性ソーダ換算値 0.14 で計算。 そんなにけん化価が高くはないと思うのですが、 余剰分は塩析で取り除けるらしい...ということで、この計算で作りました。

使った油があまりに汚かったので浴用にはしていません。 台所で使ってみました。
グリセリンを抜いているせいか石けんがドロドロと溶けたりしません。 (以前同じ苛性ソーダ換算値 0.14で作った廃油石けんはドロドロ)

ある日、石けんを置いていた場所が濡れていました。 まるでそこだけ雨漏りでもしたかのように。 よく見ると塩の結晶もありました。 塩抜きをしなかったため、塩が水分を引寄せていたようです。 塩石けんができたようです。

セッケン... 「セッケン」
けん化して塩析をして作ったものをニートソープ(セッケン素地)というらしい。 ニートソープに添加物を加えて加工することでいろんな石けんを作るようです。 (化粧石けんや洗濯用粉末石けんなど)
「セッケン素地」という表示はよく見かけます。 ここで初めて「セッケン素地」がどんな物かを知りました。
No.20 液体石けん
液体石けん
作成日:2003年11月29日
原料 オリーブオイル
 43.3%
  ココナッツオイル
 43.3%
  ひまし油
 13.4%
けん化率 100%
オプション −
自己評価 : ★★★

液体石けんの脂肪酸組成
[3時間30分程度で型入れ(?)しました]
苛性カリがようやく手に入ったので、液体石けんを作ってみました。 希釈してみました。 透明ではありません。2日経つのににごりが...
やはり液体石けんは使いやすいです。 けん化率を高くして作るため、出来上がりはやや強いようです。 ですが希釈したときに調整できるので、それはまあいいかと思いました。 問題は、苛性カリを買える所が少ない、値段もちょっと高めということです。