石けん作り／石けんの材料（油脂）

石けん作り

石けんの材料（油脂）

石けんの材料になる油脂を集めてみました。

注意すること
人によってはアレルギーを起こすオイルもあります。
油は時間が経つと酸化します。

種類	けん化価	性質
オリーブオイル	191	保湿、溶けやすいピュア、ポマスがよく使われるピュアは真っ白。ポマスは黄色っぽい色。EXヴァージンは黄緑がかった色になる。ポマスは、ピュアよりもトレースがでるのが早く、できた石けんは固く溶け崩れにくいように感じる。３つの中では、EXヴァージンが最も保湿力があるように感じた。石けん作りではピュアが薦められますが、私的にはEXヴァージンが好みです。手作り石けんのベースオイルとしてよく使われる油ですが、合わない人もいます。
ココナツオイル（ヤシ油）	258	泡立ち、洗浄力洗浄力が強いので入れすぎると乾燥します入れると気持ちよく泡立ちます。多めに入れると泡立ちが良くて気持ちいいと思いますが、何度か使うと肌が乾燥するのが分かります。
パーム核油	249	ココナツオイルと同じような性質ココナッツ油よりも刺激が少ないといわれるが、あまり多く使ったことがないので違いは分かりません。パーム核はにおいが．．．といわれることもあるようですが、これもよくわかりません。
ひまわり油（ハイオレイック）	190	保湿、溶けやすいオリーブオイルと性質が似ている真っ白な石けんができます。オリーブ油が肌に合わない人には、ひまわり油をと、オリーブ油の代用品のように紹介されています。（そういう人は、オリーブ油に含まれるスクワレンがあわないらしい）オリーブ油よりも柔らかい石けんができます。私的にはオリーブよりもしっとりした洗い上がりだと感じます。もしかしたら、オリーブよりも肌に合っているのかもしれません。オリーブ油でオイルマッサージしり、肌に塗ったりすると、かゆみを感じるので、もしかしたらスクワレンとの相性がいまいちなのかも．．．といいつつ、作る石けんはオリーブ油が多い。石けんにすると肌へのオリーブ油の影響が少ないのかもしれない。
ひまし油（キャスターオイル）	182	保湿、泡立ち、溶けやすい、粘着性、透明感シャンプー用や液体石けんによく使われますひまし油を多く入れると溶け崩れやすくなります。ひまし油が水分を引き寄せるからだそうです。油なのに水分を引き寄せるという作用のおかげで、石けんを作るとき苛性ソーダ水溶液との反応が良く、トレースがでるまでの時間が早くなるようです。水を引き寄せるので、石けんにしてからは湿気に注意。長期に寝かせるには不向きだと思います。
みつろう	91	硬さ、保湿
シアバター	187	保湿、硬さ高価なためスーパーファットに使われることが多い
ホホバオイル	92	保湿、酸化しにくい長期保存が可能（酸化しにくい）酸化しにくいので、スーパーファットに薦められる油です。しかしスーパーファットにした石けんを長期にわたって保持していたら、臭くなってしまった．．．スーパーファットにするくらいなら、直に肌に塗った方が良いのでは、と思います。
小麦胚芽油（ウィートジャームオイル）	185	酸化防止酸化防止のために使ってみましたが、効果のほうはわかりません。ちょっと臭いです。
グレープシードオイル	188	クセがなく肌になじむ石けんには酸化が早いので多く使わないほうがよい本当の酸化が早い。茶色くなったり臭ったり．．．なので、石けんにはおすすめしません。これは食べたほうがいいと思います。
椿油	193	保湿、髪に良いオリーブオイルと性質が似ているオリーブ油よりも柔らかい石けんになります。
パーム油	203	硬さ石けんが溶け崩れないように配合します。うちでは、石けんは使うとき以外は浴室の外に出すので、あまり多く入れることはありません。入れすぎると毛穴をふさぐといわれています。でもパーム油100%の石けんもあり、人気もあります。
スイートアーモンドオイル	194	保湿、溶けやすい、酸化しやすい冷蔵保存したほうが良い
ココアバター	201	保湿、硬さ石けんに入れすぎると重い洗い上がりになる保湿力があるが、なんだが膜が張ったような重い感じがする。好みが分かれるところです。私は好みではありません。私にとってココアバターは、リップクリームの材料です。
ごま油	191	脂性用、溶けやすい乾燥肌の人には不向きだと思います。使い続けると肌の乾燥を感じました。ごま油には抗酸化作用があるようでうが、リノール酸が多いので酸化に注意した方がよいと思います。
マカデミアナッツオイル	195	保湿マカデミアナッツオイルで作った石けんはピンクになるそうですが、配合割合を高くしたことがないので、私は見たことがありません。
ククイナッツオイル	190	保湿、酸化しやすい、高価冷蔵保存したほうが良い肌のトラブルに効果あるが、とても酸化しやすい。酸化しにくいようにビタミンEを配合してあるが、それでも酸化してしまう。おまけにとっても高価。なので、石けんにするよりも直接肌に塗った方がよいと思います。もし石けんにしたのなら、冷蔵庫で保存してください。缶に入れ常温で置いていたら、数ヶ月で酸化してしまいました。冬（１月）に作ったのだけど、梅雨の時期にはすでにアウト。使えない物になっていた。気温が低い時期でも冷蔵庫に入れた方がいいようです。

油の酸化について

油は時間が経つと酸化します。光のあたらない涼しいところで保存します。
種類によっては、冷蔵保存する必要のあるものもあります。

石けんにした後でも劣化は進みます。
酸化しやすい油を使った石けんは、やはり寿命が短い。石けんにするとはいっても、10%前後の油を鹸化させずに残すので、当然です。
作った石けんは冷暗所で保管！

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