ホーム > 石けん作り > 石けん作り7

石けん作り
石けん作り7 石けん作り7

種 類 : 固形石けん、オルト珪酸ナトリウム
作り方 : ホットプロセス

今回は苛性ソーダではなく、オルト珪酸ナトリウムで作りました。

1.オルト珪酸ナトリウム
  (オルト珪酸ナトリウムの準備)
オルト珪酸ナトリウムの準備
オルト珪酸ナトリウム 125g
手に入れたオルト珪酸ナトリウムは粉末状でした。
2.オルト珪酸ナトリウムを溶かす
  (アルカリ水溶液の準備)
アルカリ水溶液の準備
水で溶かしました。溶けやすそうな粉末なのに、なかなか溶けません...。
3.廃油を準備
  (油脂の準備)
廃油
廃油 500g
種類はキャノーラです。
4.廃油にアルカリ水溶液を入れる
  (撹拌開始)
撹拌開始
湯煎で加熱しながら、オルト珪酸ナトリウム水溶液を加えて撹拌開始。
5.混ぜる
  (撹拌中)
撹拌
混ぜる。
6.さらに混ぜる
  (撹拌中)
撹拌中
加熱しながら混ぜていると、何かが浮いてきた。 これは、ゴミ?ホコリ?
7.さらに混ぜる
  (撹拌中)
さらに撹拌中
続けていると、浮遊物が増えてきた。
8.さらにさらに混ぜる
  (撹拌中)
さらにさらに撹拌中
加熱しながら混ぜるが...1時間たっても、2時間たっても石けんになる気配がない。 しょうがないので、火を消し、放置。
9.また混ぜ始める
  (再度、撹拌開始)
また撹拌開始
一晩放置後。油の中に塊! ようやく石けんらしい物が。加熱して混ぜて、火を消し放置ということをくり返す。
10.撹拌をくり返す
  (撹拌中)
まだ撹拌中
加熱、撹拌、放置をくり返していると、おからっぽくなってきた。 まだ油が残っている感じ。
11.さらにくり返す。
  (撹拌中)
まだまだ撹拌中
全体がおからっぽくなった。油の部分が見えなくなった。
12.水を加えた
  (水分追加)
撹拌...
長い時間加熱しているので、水分が足りなくなったのではと思い、50cc程度水を加えて混ぜた。
13.型に入れる
  (型入れ)
型入れ
プラスチック容器にヘラを使ってなんとか入れ込む。
廃油 500g
オルト珪酸ナトリウム 125g
水 250g

作り始めてから、型に入れるまでの時間は、約30時間。
オルト珪酸ナトリウムで石けんを作る場合は、粉石けんや液体石けんを加える作り方が紹介されている。 入れないとなかなか石けんにならないから...だと思う。 次回からは、石けんかアルコールを入れようと思う。

オルト珪酸ナトリウム(オルトケイ酸ソーダ)は、薬局に売ってあります。 どこの薬局にでも置いてあるわけではなく、試薬を扱う薬局にあるそうです。 なので、たぶん苛性カリを扱っているところで手にはいるのではないかと思います。
しかし、苛性ソーダや苛性カリと違って劇物指定されていないので、通販でも買うことができます。 私も、ネットで買いました。 500gで800円。苛性ソーダの倍くらいします。使う量も苛性ソーダの倍くらい、油100gあたり25g使う。 苛性ソーダで作る場合の3〜4倍くらいお金がかかることになります。
通販で買えるくらいだから安全かと思えば、そうでもない。 水で溶かせば、苛性ソーダ水溶液と同様に強アルカリ性。 同じように注意が必要な物です。 そして、できた石けんは浴用には向きません。 肌に刺激のある石けんになるようです。 さらに、苛性ソーダで作った石けんと違って、長く寝かせてもアルカリ度が下がらないという。 洗浄力が強いので、台所や洗濯用にはぴったり。 でも高い...
オルト珪酸ナトリウム オルト珪酸ナトリウムの粉末
これは、今回買ったオルト珪酸ナトリウム。 箱の中には、袋に入った粉末状の白いオルト珪酸ナトリウム。 粉末なので、取り扱いにはさらに注意が必要。 そして袋入りなので、保管もそのままでは心配。 箱ごとチャックのついた冷凍バックにいれて、保存することにしました。