川芎(センキュウ)
肌への効果 : 保湿、血行促進
セリ科ハマゼリ属の多年草。
根茎を湯通しして乾燥したもの。
特有の芳香がる。
鎮静・鎮痛剤。
血管を拡張して血液の流れをよくし、体を温める作用がある。
成分:
アルカロイド、フェニール物質、ラクトン類、フェルラ酸など
川芎は精油が多く、独特の強い香りがあります。
味は、苦くて辛い。
漢方薬としてはよく用いられるもので、当帰と一緒に使われることが多いようです。
相乗作用で効果が高くなるので、漢方の入浴剤には必ずといっていいほど両方が入っているようです。
入浴剤
漢方薬としてよく使われるセンキュウ。
センキュウには保湿作用があるので、市販の化粧水にも使われているようです。
それ以上に漢方の入浴剤によく用いられています。
生薬で化粧水を作っている人は多いけれど、センキュウでという人はあまりいないようです。
なぜ?
データがないから?
それとも香りが強すぎる?
そのへんはよくわかりませんが、私もあまりたくさんの種類のエキス(化粧水の原料)を作っても使い切れないので、センキュウでの化粧水作りはやめておきます。
漢方の入浴剤で多いのは、当帰(トウキ)。
飲むほうでも多いですが、入浴剤でもポピュラーな存在。
当帰には、皮脂分泌促進作用のよる保湿、そして体を温める効果もあります。
含まれる精油によるリラックス効果もあります。
そんな当帰とよく一緒に使われるのが、川芎。
相乗作用で効果が高くなるため、必ずといっていいほど一緒に入っています。
当帰も結構香りが強いですが、川芎はもっと強い香りがします。
川芎の効果も、血の巡りをよくする(体を温める)、保湿、香りによる神経安定作用と当帰と共通しています。
他にもよく入浴剤に入っているものから、甘草(カンゾウ)、陳皮(チンピ)を選びました。
甘草は、保湿剤として化粧水に使われていて、冷え性や乾燥肌向き。
陳皮はミカンの皮を乾燥したもので、柑橘類は体を温め、肌をしっとりさせます。
ミカンなのでもちろん香りもあります。
川芎、当帰、甘草、陳皮をダシパックに入れて、お風呂に投入。
何も入っていないお湯よりも、体が温まりました。
お湯から漢方な香りがして、体によさそう、肌も潤っているような気もする。